現代の暮らしは、体をしっかり使うことが減ってきています。それに加えて触れ合うことも少なくなっていると感じます。昔は長女が下の子の面倒をみておんぶしながら遊んだり、おむつを替えたり、子守をしたりしていました。今は子どもの数も少なくなったし、幼少期にお互いの体をからめての遊びも減っているようです。実際、我が孫を連れて近所の公園に行っても、中々遊び仲間に出会えません。立派な公園なのに残念で仕方ありません。
からだに触れる機会が少ないままお母さんになった人は、赤ちゃんとのふれあい方もあまり上手ではないようです。勿論新米ママは仕方がありませんが、近くにベテランのお母さんがいるのでもなければ上手になる機会がありません。昔は習うより慣れよでしたけど、なかなか自分では進歩も出来ないようです。自分の体も上手に操れない人が増えていますから、悩むのも理解できます。そのような関わり方(抱き方や触れ方)をされた赤ちゃんはやはりそれなりに緊張やこわばりのある体になるようです。

今日も「手をパーに開かない、体がこわばって腕がいつも後ろに開いていて抱きにくい」という悩みを持つ方が相談に来られていました。この体の硬さの問題は、実はずっと大人になるまで続く問題につながるのです。
気がついていないけれど、股関節が硬かったり、背骨が少し曲がったり、骨盤が反り過ぎていて腰痛があったり、肘が捻じれていたり、色々な小さな体のトラブルは小学生でもあるようです。病院に行っても病名がつくような状況になっていないうちに、体の歪みに早く気がついて毎日のケアをして欲しいなっと感じています。プロ程専門的な事をするのではありませんが、家庭で出来るケアを操体法でこまめに出来るようになってみませんか?

一家にひとり操体マスターがいればきっと病気やケガが減るのではないかな。食育アドバイザーの勉強をするのと同じように、家庭で出来る体のアドバイザー(操体法マスター)の勉強をしてみませんか。興味のある方は是非温古堂にご連絡ください
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