操体法の効果を実感するのは、色々な場面があります。膝が痛い時や腰が痛い時は勿論ですが、妊婦さんや産後ケアおっぱいトラブル、子どもの発達などにも効果が期待できます。
薬や医療という外からの力を借りなくても、体のバランスを整えるようにゆったり痛みのないように動いてみることで変化が起きる事を是非色々な分野の人に知って、使っていただきたいと思います。今回YouTubeに妊婦さんの操体法https://youtu.be/ZFpqCau4WoIを載せてみました。基本的にはどなたでも、体の軸4種8方向のズレを調整する動きを取り入れることで体を変えることが出来ます。大切なのは、息をゆったり吐きながら動くこと、気になる所から逃れるように気持ち良さをさぐるように動いてみることです。

順調なお産は自然に起きるものと考える妊婦さんが多いようですが、最近は帝王切開分娩になった話をよく聞きます。自然分娩と帝王切開の違いをあまり気にすることなく受け入れる妊婦さんも多いようですが、自然に産道を通って来たお産でしか得る事の出来ないことが色々あります。
例えば自然分娩では赤ちゃんが産道を通る際に、母体の腟内に存在する微生物に接触します。これにより、赤ちゃんの免疫システムが強化され、感染症に対する抵抗力が向上すると言われています。また、母体のホルモンが適切に分泌されることで、赤ちゃんは生まれた瞬間から母親との絆を深め、赤ちゃんの情緒的な発達にも寄与するようです。さらに、肺に必要な液体が排出され、赤ちゃんが自力で呼吸を始める準備が整い、呼吸機能にも良い影響があります。産まれてからの母乳の管理にも母子どちらにも良いことがあるようです。

乳腺が張って困る、おっぱいの出が悪い、恥骨が痛い、腰が辛いなど、産後ママの体のケアとともに、赤ちゃんを上手に抱くコツや寝かせ方、ゆがませないための触れ合い方などにも操体法は有効です。早く知っていればよかったと思わない様に、『転ばぬ先の杖』是非覚えてみませんか?
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