千春先生コラム操体法温古堂通信

意外にわからない自分のこと🙄

足のつかないベッドに座ってもらい頭が背骨の上にしっかりのっているかどうかを尋ねると、「いつもこんな感じで座っています。」「なんか変ですか?」と質問が返ってきます。自分の座り方や立ち方が重力に対して一番効率よく出来ているかを確認するためですが、形状記憶というか、からだの癖というのか、写真をとって一緒に確認すると、「えー、全然イメージと違っている」ということが多いです。

きっと椅子の生活が増えたせいですね。正座やあぐらの生活なら、背中を支えるものがないので、しっかり自分の背骨で頭を支えていたはず。今は背もたれに少し寄りかかる姿勢が多いせいなのか、寄りかからなくても骨盤が倒れている人が多く見られます。この姿勢では、腰も肩も首も痛くなるでしょうに・・・ストレートネックも、背中が丸い人も背骨と骨盤のニュートラルな位置を見つけて欲しいと思います。操体法で体のバランスが整えば、自然に見つけられるこのニュートラルですが、ちょっと時間が経つと自分の形状記憶がよみがえってまたバランスを崩していくようです。少しずつ頻繁に操体法を行うことをお勧めします。

自分の体のこと、一緒に探ってみませんか?体の様子を自分で感じようとすれば、気持ちの良い動きで改善することが出来ます。体験お待ちしてます。

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