千春先生コラム温古堂通信

怪我の功名😉🤩

10日前、不注意で左わき腹から胸をぶつけた。こんな衝撃で大したことないだろうと思っていたら、これが老化ということなのか、体は結構ダメージを受けていた。軽く押しても痛みが走る。大きく息を吸い込むと痛む。今日で10日目、少しは楽になってきたが、まだ押せば痛む。

泉国際ゴルフクラブ にて

8月にゴルフの競技会の出場が決っているので、7月は強化月間のつもりだったのに、どうしよう。大きな不安を抱えることになった。が、しかし。その怪我のお陰でこれまでどうしても治せなかったスイングの癖が直せそう。テニスを長くプレーしている自分は、どうしても重心移動や右手の使い方にテニスの癖があって、なかなか治せないでいた。どんなスポーツでも腰を中心に動かし体を使うのが最も効率の良い使い方なのだけれど、わかっちゃいてもなかなか治せなかった。今回の怪我はその使い方をするととっても痛む。大胸筋や前鋸筋が伸ばされると肋骨にも痛みが出る。試合の日が決まっている以上練習を長く休む気になれなくて、ぼちぼちクラブを振ってみる。痛みの出ない動かし方を探っていく時に、プロの方にボディーターンと手の関係についてとっても良いアドバイスをいただいた。そしてその動かし方をすれば痛みは出ない。ほー!ちょっと気を抜いて、今までの振り方をするとズキン‼体が体に優しい動かし方を教えてくれている。今こそ練習。これから90歳までラウンドを楽しむためには、この負担のかからない使い方を自分の物にしたい。これぞ怪我の功名、神からの思し召し。

癖を治すのは、本当に難しいこと。操体法でも体に無理をかけない使い方や、ゆっくり動く調整法を伝えさせていただいているものの、皆さん日常の行動を治すにはちょっと苦戦しているよう。

「右手を前に出したら右脚を引いて下さい。そうすると重心が安定して体を歪ませないんですよ。」「なるほど」とさっきは言っていたのに、帰り際にバックにタオルをしまう姿勢は、右手使って右脚前になっている。無意識にしてきたことを意識して変えていくには、ちょっと努力が必要のようです。でも健康寿命を延ばして死ぬまで元気で動けるには、少しでも体の負担になることは減らすべき。その行動が積極的な病気予防になっているはずです。興味のある方は是非、操体法を体験しに来ませんか?

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