温古堂が今のビルに移転してもうすぐ丸2年。なかなかできなかった引っ越しで運んできた段ボール箱の整理にやっと着手。なかなか進まない作業ながら、先生のもとに送られてきた全国の皆さんからの手紙をひとつひとつ開けて確認しています。とっておいた方がよいのか、それとももう廃棄してもよいのかと、悩みながら開封してみます。捨ててしまったらもう戻らないと思うと捨てるのにも勇気がいります。
全国で操体法を広げていっていた方からの報告や、体の悩み、温古堂を訪ねたいと言った伺いの手紙、お礼状・・・、今日は昭和50年前後の箱を開けました。「写真在中」と書かれた封筒から出てきたのは、静岡に出かけた時写真でした。昭和54年の消印がありました。写真を送って下さったのは、私の面識のないお医者さんでした。敬三先生は全国の多くの先生と交流があったのだという証です。彼の地では、その後どのような操体法との関わりが育ったのでしょうか?まだご存命なら、お話を伺いたいと思いますが・・・。いろいろな思いが巡ります。
現在、世界のいろいろな所で、操体法が育っていることでしょう。日本固有の医学として、未来永劫大切に生かされていくことを願います。
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