温古堂通信

学びそして身に着ける

赤ちゃんケアの恵美先生の教室をお手伝いしました。ご夫婦で4カ月の赤ちゃんを連れて参加されていました。発達の確認のため、先生が引き起こしと寝返りを誘導しながら動きの確認。手の動き、背中のそり、背筋腹筋の発達バランスを確認していました。向き癖、頭の左右不均等・・そろそろクセが付き始めています。

バランスよく発達を促すように、生活の中での抱っこの仕方や腹ばいのさせ方、アイアイ体操の仕方、触れ方、そして丸くする包み方・・本人の動きを引き出してあげるための、ママパパの対応を指導。

赤ちゃんに聞きながら(反応を見て)どう動かしたら良いか、どう触ったら気持ちが良さそうなのか、などと実践していくのですが、先生のやっている方法を見て、「そうなんだ、へえ。なるほど」「ビデオ撮ってもいいですか」と皆さんおっしゃいます。この場で「やってみてもいいですか?」と言う人が、なかなかいない。何が大切なのか、何を真似れば良いのか、わかったのかな。新米パパママですから、何事も慎重で、どうやったらよいのかも恐る恐る。体のつくりやつながりも分からない様子。何を聞いたらよいのか質問も具体的に出ないのでしょう。自分のものにする(身に着ける)には、何度も練習する必要がありますが、「せっかくこの場にいるのだから先ずやってみようよ?体動かしてみないとわからないことがあるよ」と提案。

見かけを真似したつもりでも、本来の安定の姿勢を取るにはちょっとした位置の違いや使い方の違いがあるものです。自分の体のバランスが崩れて疲れて来る様子がみられると、先生から「もう少し楽な位置を見つけて?」と言われてます。そう言われても、具体的な調整は自分で工夫出来ない様子。「もう少し・・・・」と先生からのアドバイスで「全然違う。さっきより楽ですね」と違いには敏感です。そうそう見ただけではわからにことがやってみると見えて来るものです。ちょっとした違いでも大きな差があるものです。とにかくやってみようよ」

試してみて感じて、疑問が出て来るような体との対話の時間を作ることが大切です。操体法の基本の基本、「先ずはやってみること。」。一緒にやってみませんか?

コメント

PAGE TOP