前回の続き、現代農業昭和56年11月発行より抜粋
「立位の前屈の場合、先ず肩と腕の力を抜き、息を細々と吐きながら、猫のようにしなやかに、崩れ折れるような感じでからだを前へ下ろしてゆく。すると、私の場合は一番凝っている肩胛骨周りの筋肉がくつろぐ感じで、かすかにコリコリと音を立てる。これが先生のおっしゃる『自分の身体の感覚を味わいながら』ということだと悟る。そして息を吐ききったら、ちょうど蛇が鎌首を持ち上げるように首の力だけでそろそろと肩を引っ張り上げてくる。上体が起きた時は、骸骨の標本になったように、両腕がブラブラしている。実に気持ちが良い。
なかなか上手に表現されていますね。「筋肉がくつろぐ感じで」いいですね。力を入れずにゆっくり動くのが特徴の操体法ですが、『体を動かす』ということを、多くの皆さんは『運動・体操・力を必要とする・・』と思っているようです。何回かかけて練習するうちにだんだんわかってくるようですが、この動きのコツが腑に落ちるには時間がかかることもあります。
それが普通ではありますが、今日温古堂に初めて来て下さったAさんは、力を入れず身体に委ねて動くことがとっても上手な方でした。つながりを感じるのもとっても上手。つま先上げをしたときに、「背中やみぞおちに何か気持ち良い暖かい感じがする。」と。お手伝いしていた私もびっくり。いくつか操法をした後には、「とっても気持ちが良かった、体が解放された感じ、こんな動き方があったんですね。」と感想を話してくれました。
どこかに不調があって何とかした方も、不調になららない様に予防法として覚えたい方も、一度試してみませんか?体が気持ち良いと感じる方へゆったり動くことができれば、体は歪みのないからだで健康寿命を長くできるはずです。自分の主治医には、自分が一番。
火曜日10時と11時30分の教室の見学受け付けています。



コメント