千春先生コラム基本操体動き方温古堂通信

家に居ても出来る ①

在宅勤務、パソコンワーク、zoom会議・・・コロナ感染拡大で、世の中の流れは大きく変わりました。座ってばかり、家の中から出ないそんなメリハリのない毎日を過ごしていると、イライラや鬱々することが多くなりますね。「不定愁訴と言われるような体調不良を解決するのに役立つ操体法は何ですか?」と聞かれました。

先ずは体を気持ちよく動かす事!!😁なのですが、今日のおすすめは『両腕ばさっ』呼吸に合わせて挙げた両腕を、ストンと落とす感じで下ろす。そして、フーっと一息深呼吸。仕事の合間でもこれを数回やるだけで、肩の凝りが抜けていきます。味わいながらやれれば体の軸がスッとして、どこにも力を入れなくても引力に引っ張られて立たせてくれてる感じになります。

呼吸に合わせて行うことで、体も心もリラックスできるようです。左右の腕の上がり具合が違っていたら、身に歪みがあって重心がズレているという事です。腕の重さが同じになる様に、左右足の踏みしめ方を変えてみて下さい。その位置でしばし保って、一気に腕を落とすように脱力。2回目は腕の重さが違ってくるはずです。ウソかホントか試してみて下さい。

動きは、水の中で動いた時に波がたたないくらいの速さです。重さを感じながら動いて、動きが止まったところで、息を吸って吐いて、もう一度吸って丹田に力を込めて1・2・3数えてから、一度に手を下ろします。「ばさっ」肩の力が抜けたらそこで一息深呼吸をします。

ゆっくり力が抜けるのを味わう間をとるのが大事です。

2.3回繰り返して、足の裏で支える感じをつかみながら行います。腕は、鳥が羽ばたくように肩甲骨を広げながら行いましょう。シンプルですが、腕の使い方の上手下手が出る動きです。肩に力が入る場合手のひらを上向けて試してみて下さい。腕の使い方が分かると思います。

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