千春先生コラム基本操体動き方温古堂通信

何故?操体法で膝窩の圧痛

敬三先生が操体法を施術として行う時、一番に必ずやっていたのは、膝窩を探って痛みや張っている筋腱があったかどうかを知ることでした。ほとんどの人がどこかに痛みがあり、たいてい左右に違いがありました。立って動く人間ですから、そこでの歪みの有無が全身のバランスに関係していたと思われます。

どこをどのように触っていたのか。敬三先生に聞くことのできない今、経験の中で磨いていかなければいけないことの一つです。先ずはどのような筋肉があるのか、そしてバランスが崩れた人たちの膝裏がどうなっているのかを調べていく必要があります。これを的確に見つけられるようになれば、相当体が分かってきたということに通じます。

今回は筋肉の説明文を見ながらこの3つの筋肉(足底筋・腓腹筋・膝窩筋)に着目。イラストでははっきりわかるけれど、手の感触で見つけるのはやはり熟練が必要。一人一人太さも固さも違うし、あまり強くやると神経を刺激しすぎて、痛みの質が違うものになります。

体が整うと消える。でも余計なことをして歪みが出来るとまた復活する。丁度良いを探る大事なバロメーターのようです。

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