敬三先生の著書に「体の設計にミスはない」というものがあります。(たにぐち書店発行)調子が悪くなるのは、設計のミスではなく、使い方にミスあり。という操体法の基本の考えです。
体のどこかにつらい苦しいことがある時、とくにそれが大きい場合には感性がすごく研ぎ澄まされているようです。個人の相談でお見えになったSさんも、その一人です。コロナウイルス感染騒ぎの前はグループ講習会に参加されていましたが、出歩くのを控えていたという今日のSさんは、とても体が苦しそうでした。もともと持病をお持ちでしたが、体を支えるバランスが崩れて深い呼吸をするのがつらいくらい、肩と首まわりが緊張していました。
体が弱っているときは、数を多くするより一つの動きを丁寧に行うことが大切です。ゆったりと呼吸に合わせて体が連なる方向へ動いていただきました。ゆったり動きたい方向を見つけて誘導、充分撓めてからため息つくように脱力。二つの操法を終えたところで、ご本人からもう大丈夫のサインが出ました。「深呼吸できるようになって体が温かくなった。」
元気な人は、何も気にすることなく生活しています。このくらいのことは、放っておいても大丈夫だろうとサインを見逃しがちです。「気持ちの良いことも、悪くなっていることも体が教えてくれるから、聞けばよい・・」と敬三先生が体系化してくださった操体法です。元気な人にも体が喜ぶ整え方と使い方を知っていただきたいです。
膝が痛い・肩が苦しい・腰が重い・・・我慢しないで操体法を試してみませんか?体の設計にミスはない。改善する力は自身の中にあります。体験お申込みお待ちしてます。
コメント
Sさんもコロナの影響で外出を控えていたからでしょうか。
私も連休が終わって生まれてのテレワークが始まりました。
画面を見てばかりの慣れないスタイル。
世の中が提案する新しい生活様式では、運動量が低下して身体のどこかに
歪みが出てきそうです。
般若身経やって、身体に聞いてみます!
テレワーク動かすのは目と手と頭でしょうか?
時々立って般若身経良い考えだと思います。
普通の生活に戻れる日が早く来ますように。