コロナ禍から解放されて、人々の移動も活発になってきたようです。温古堂に来られる方も少し増えてきました。
「○○さんから紹介されて・・」「本を読んで・・」「しばらくぶりで痛みがでて・・」など、新しい出会いや久しぶりのプライベートレッスンが続きました。困った時に思い出してご予約いただけるのは、大変光栄なことです。これも仙台で長年開業してきた歴史と、これまでの先生の偉業のお陰と感謝しています。
操体法の考えは、やはり一般医療とは違うようです。取り組み方と言いますか体へのアプローチが違っていますから、その変化や効果も違うようです。これまでの評判を落とさないように、今の私が少しでも皆様のお役に立てますように真摯に皆さんの身体と向き合わさせていただいています。
先日は膝が痛くて歩けなくなった女性がお見えになりました。「ゴルフが大好きで、痛みが出て歩くのが大変になってからは、頑張ってストレッチをしているけれど全然よくならない。ゴルフももうできなくなるのかと目の前が真っ暗。レントゲンでははっきりしないので、MRIを取る予約が明日なのですが、友達に紹介されたのでとにかく来てみた」とおっしゃいます。初めてで運動をされる方によくある、ゆっくり動くが苦手な感じでした。他の方の実践の様子を見学していただき、「何するの?」を知っていただきました。ゆったり息を吐きながらゆっくり体が連なるように動くことを基本に、仰向け・うつ伏せ・座位の操法を行いました。嬉しいことに、「あれ?痛くない。来週予定しているラウンドをキャンセルしないでいるけど、行けそうな気がする。」
でも今何をしましたのですか? 「痛みの出ない方向への動きをしたことで、歪みがなくなって痛みが解消されたのですね。すっかり治ったというわけではありませんが、痛みが出ないように工夫して生活していれば、痛みの出ない体でいられるはずです。体との付き合い方、また勉強しに来てください。」
「また悪くなるのがいやなので、少し通って覚えます。これからもよろしく。」こちらこそよろしくです。お役に立てて良かった。ホッとしました。
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