クラスの様子グループ講習体験記操体法温古堂通信

動きを味わい連動を感じる

日頃の「体を動かす事」とは、「筋肉を固くして力を出して行うこと」と認識している人が多いようです。動かすと言っても、力まかせに頑張る使い方では体を歪ませたり、上手く力が伝わらないということが起きることもあります。操体法は痛みの出ない心地よい動きを見つけることがキーポイント。本来味わうためのゆったりした動かし方が必要となります。

単純な操体法ですが、その『ゆったりした充実感が伴わないような動き方』を難しく感じる方がとても多く、大きな課題となるようです。

グループ講習月曜B二人操体法の教室。操体法覚えたてのKさんが、「ちょっと無理したら腰痛がひどくなってお家で実践しようとしたけれど痛くてカエル足ができなかったから、ちょっとお休みしていました。」とおっしゃいました。(私)「そうなりますか・・・。残念」。知ってる動き方ができなければ、選ぶ道は、安静。良くあることです。でも本当はその時が操体法の力を知るベストチャンス!!なんです。

経験の長い他の受講生の皆さんは、「そこでやらなきゃ、もったいない?」「動いて痛みの差がわかれば、痛くない方へ逃げることや、その後の変化も敏感なんですよ。」

「炎症が起きているから収まるまではしない方が良くないですか?大体そんな恰好が取れないし。」とやり取りは続きました。

自分のなかにある常識で考えて導かれる対応ですが、操体法では骨折のように八方ふさがりになっていなければ、逃げ道はあると考えています。実際動いてみたら逃げ道が見つけられることが沢山あります。今日は、受講生の一人Sさんが操体法の極意逃げ方の一つ(感じ方)を披露してくれました。奥が深くて面白いですよ。一緒に勉強してみませんか?

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