「今週に入って右足が痛くて上げられなくなって、知り合いが温古堂を紹介してくれたので来ました。知人は股関節の痛みで相談したら、先生がひっぱったり押したりしてくれて、帰るときはすごく楽に歩けるようになったと言っていました。私もそうなれるでしょうか?」
「操体法は自分で動いて良くなっていくんです、私はちょっとお手伝いしているだけです。自分でやってみようという思いがあれば変われると思います。」先ずは動いてみていただき痛みから逃げられる動作があるのか調べてみました。うつ伏せの腰のねじりで気持ち良さを発見、少しずつ体が緩んできます。肩のこわばりや骨盤の歪み・・・本人が気がついていない体全体につっぱりや痛みがみつかりました。
「いつも脚上げを50回腹筋と背筋とを10回…やっているんですが、どうしてこんな痛みが出たのでしょう。」動いているうちに、日頃の習慣をいろいろ顧みることが出来てきました。操体法ならではの連動やゆっくりした動きが少しずつ出来るようになりました。「最初に気になっていた足上げの動きを確かめると、まだ痛い。と痛いところを一生懸命探します。一度で楽に歩けるようになると思ったんだけど、駄目だったな。」
入り口まで歩いて靴を履くとき、「やっぱり来た時よりは楽になれている。うん、楽だ!」やっと変化を感じてくれました。初めての動きで今までの全部を取ろうと欲張らないで、続けていけばもっと変化が出て来るはずです。
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