今日は個人相談に来てくださった男性との会話。操体法で体のバランスを調整しながら、脳梗塞後のリハビリをつづけていらっしゃいます。むかしスポーツをされていた骨格のしっかりした、筋肉質の体です。体を感じる力はしっかりしています。
「体がこわばったり突っ張ったりして苦しい時にでも、体がつながる簡単な動きを呼吸を意識しながらすることで随分変わるものですね。」今日は左肩のこわばりや凝りを首の左捩じりからの右踵押し出しで改善しました。呼吸や動き方が上手なので、1度の操法でとっても緩みました。
「足がつりそうになった時はフーフーフー三回のゆったり呼吸」「ちょっと無理な動きで痛みが出そうな時は、フッツと短い呼吸でやり過ごして、それからフーと力を抜いて・・・」とても上手に動きや呼吸をコントロールされているようです。
「ここで先生に教えてもらったことを、家でも繰り返し練習しています。むかしパソコン教室でパソコンの使い方を習った時に、繰り返し実践してみて、上手くいかなければまた確認そしてまた実践。その作業でしっかり覚えて、使いこなせるようになったことを思い出します。操体法も同じで、繰り返しやってみる中でいろいろわかって身に着くものですよね。」
なるほど、自分の体の使い方や調整法を身に着けていくのは、パソコンやスマホを使いこなしていくようなものですか。最初できなかったことが少しずつ出来るようになってきているのは、毎日の繰り返しがあってのことですね。力を抜いて、出来ることを見つけながらリハビリに挑戦しているTさんです。前向きな姿勢とても素敵です。いろいろ力をいただいています。
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