ポイントは目線
今日は二人操体3回目。「見てみて、聞いてみて」とプリントされた素敵なTシャツの方と組んで2人操体をしました。前回のフィードバックもまだ々なのに次のステージ(?)に入ったというか新たな課題が出てきました。
ポイントは目線でした。
どうしても手元やその時している部分ばかりに気を取られてしまいます。が・・・①難しい足指回しの時の目線を顔のあたりにすることでとってもやりやすくなりました。②膝倒しの時は胸から肩の動きも見る。そうでした!身体は継がって動くのです。
今日の2人操体は初めての組み合わせの方でしたし、初めての方もいらして、みんなで動きの傾向について話し合ったり、これまでの目線が広くなり、その角度も多岐になりました。
操体終了後、初めての方のお父様が敬三先生に診ていただいた時のお話、「足を引きずって歩けないと言って来たのに、帰りは杖をついて「歩ける」と言って帰ってきた」ことを伺いました。
S先輩「どうしてなのかわからないんだよね」
私「操体って本当に奥が深いですね」
橋本:温古堂には今でも敬三先生に直接出会った方がお見えになります。今日も昔のお話が聞けました。敬三先生はやっぱり本物です。少しでも近づけるように精進続けます。目線が広く多岐になる、いいですね!操体法のワークを続けていく中で、色々なことに気づくことができると思います。気づくことが変わることにつながります。また来週。
コメント
まだまだ敬三先生の新しい側面が人伝えに出てきますね。
私も患者さんから聞いた話を皆さんに残しておきたいと思います。
患者さんが朝早くバス停に並んでいるのを見て「どこに行くの?」と聞いてきたので「温古堂」と答えると、「知ってる。私も行ったことがある」と言われたそうです。
話はこうです。 今から50年ほど前の話です。
当時高校生の娘さんが足首の捻挫でとても修学旅行に参加できる状態でなく
困っていたところ知人に紹介されてきたそうです。
娘さんをベッドにあおむけに寝かせて、足首に細くて長い鍼を刺して、その鍼が全部入ったのでは?と思うくらい入ってくのを見て気持ち悪くなってお母さんは座り込んでしまったそうです。娘さんは仰向けで刺したところを見ていないので涼しい顔をしていたそうです。
一回の治療で結構歩けるようになり、もう一回治療を受けてめでたく修学旅行に行けたのだそうです。
と言うお話でした。
今回は、直接操体法の話ではありませんでしたが、温古堂の一治療風景でした。
金澤先生(以前温古堂に勤務)貴重なお話ありがとうございます。直接聞いた話見た話が出来る人が、年々減っています。残したい逸話があれば、どうぞまた聞かせて下さい。だんだん運動療法の操体法が主になりましたけれど、敬三先生は鍼も打っていました。鍼灸による即効療法の本も書いていますね。