温古堂通信

体の動きに歪みを診る①

「体の運動状態によって体勢を観察してみる。」と敬三先生は書いています。これこそ、操体法が大切に考えている動診に通じます。無意識に行う体の使い方【癖)は、体の構えや姿勢を表しているというわけです。

歩くときの一歩めはどちらの足から踏み出しますか?振り向くのはどちらから?パンツはどちらからはきますか?洋服を着るときはどちらの袖を先に通しますか?確かに誰もがいつも同じ方から行動しますね。何も考えずに・・・それには、その方が楽だからという体の状態があると言うことなのですね。

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敬三先生は、重心のずれによって起こる体の特徴をまとめています。その中のいくつかを検証してみました。  もし右足に重心がかかっていれば  ①右半身を右横に屈縮しやすく、伸ばしにくい ②起臥【起きたり寝たりするとき)ともに右の手足をつく   ③腰を右横に突き出す事が容易で、左にはやりにくい   ④時計のネジをかけてみれば右手では内から外へはやりやすいが、外から内はやりにくい。左ではその反対になる   ⑤右腰を前に突き出す事は難しいが、左は楽に出せる  ⑥前方の物を拾うのに右手ではやりやすい   ⑦手を真上に上げるのに右の手の方が素直に伸び伸びとあがる    ⑧片足立ちをやるなら右の方が安定である   ⑨右足では踵に力が入り、左では足先の方に力が入る

右足加重の環境を作るために片足下人工芝を敷いて平らではない状況を作ってみました。丹田に力を入れてバランスを取る様に意識して双脚体重計で確認すると、S君は人工芝を敷かない方に2キロ重心がずれました。私は逆に芝生を敷いた方に3キロずれました。条件付けバランスの取り方の違いもありました。

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お互い右加重の環境をととのえて、上の9項目を確認しました。なるほどそうなるね。ほとんどの項目で納得しました。 このことを特徴として知っていれば、指導するときにいろいろ分かる事が出てきそうです。

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明日からの講習会で皆さんと検証してみたいと思います。皆さんも試してみてください。

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夏の雲
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