千春先生コラム操体法温古堂通信

力を抜く⇔力が抜ける

操体法を運動ととらえると、「体を動かすのだから力をいれなければと」初めての人は力が入る。力が入ると連動や瞬間脱力は難しい。運動というイメージが強ければ強い良いほど力を抜いてゆったり動くことは難しいようです。

上手にやろうとか、先生の真似をしなければという思いを無くして、自分の体と対話するようにと、気持ちを変えればいつの間にか力が抜けていきます。そんな操体法が出来るようになると、指導している私にもゆったりとした気持ち良さが伝わってきます。安定した動きと呼吸に居心地の良さが感じられます。「言葉で力を抜いて」と伝えてもすぐには抜けない。その感覚を見つけるまでは、少し時間が必要なようです。操体法の良いところは初心者は初心者なりに、深めていけばそれ相応に結果が付いてくるところです。一段ずつ階段を上って自分の体との付き合い方を深めて欲しいと思います。

体には、良くなるように体を維持するための備わった力や機能があるのです。

体に不調を感じた時ほど、操体法を試してみて欲しいと思います。「元気になったら教室に通う」ではなく、問題があるときほど「体が問題を解決すべき方向への力が抜けた優しい動き」が見つけやすいかもしれません。是非試してみて下さい。体験受け付けてます。

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