温古堂通信

手伝う時もからだを感じて👀

Aさんの個人クラス受講には、娘さんが付き添っていらっしゃいます。とても仲が良く、お母さんを心配している気持ちが伝わってきます。どんなことをやっているのか、いつもメモを取られています。少しでも体が楽になればと、これまでも自宅でもマッサージをしたりしていたようです。

今日は3回目の受講日でした。以前大きな手術の経験もあり、体のアンバランスはいろいろ見られます。骨格の変形もみられ、一度に改善するような状態ではありませんが、操体法の後は体が軽くなり楽になると感じていらっしゃいます。

動きを行っているうちに、呼吸が深くなっていくのがわかります。痛みには敏感ですから、逃げ方を見つけることを探すことが分かってくれば、毎日家でもやれるかなと思っています。今日はゆっくりと動いて気持ちよい感じが大切なことを、体感して下さったようです。

お母さんが動いているときに、背中に手を当てていただき動作と筋肉の動きの確認をしていただきました。部分だけではない体のつながりを感じていただきました。部分のマッサージとは違った、動く中で体のこわばりが消えていくことに驚いていました。最後に、娘さんに趾回しをお教えしました。

指の当て方持ち方動き方を説明しました。簡単そうにみえたようですが、実際やってみると思ったようにはいかないようです。お母さんの感想を聞きながらいろいろ工夫するもののうまくいかないようです。後ろから本人の手首や肘を支えて一緒に動いてみると、「自分がどれほど力が入っていたかに気がついた」と。体の安定・動きの連動・いろいろな要素がこの趾回しにはあります。「母に聞きながら、そして自分の体を感じながら練習してきます。」時々でも、お家でやれたらきっと良いことがあると思います。繰り返しの中で見えることが絶対あります。次回の成長が楽しみです。

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