クラスの様子操体法

本当に不思議です

今日のSさんとの個人相談は、食事の話から始まりました。胃を半分すでに失っているので、食べることがとても大変になっていると訴え、2ヵ月前には痩せてきている体が情けないと嘆いていらっしゃった。そんなSさんが敬三先生の本を読んで、「玄米にしてみたんです。」と目を輝かせて報告して下さった。「これまで何を食べても美味しいと思わなかったのですが、玄米にして1食80gが今は120g食べられる。旬の果物これが又体に染みわたる気がします。」「それに小魚まるごとね、これも良いです。下痢もしなくなったし体調は良いです。」前向きにいろいろ試しているようで、気持ちの持ち方が最初の頃と随分違ってきました。

体の歪みも以前より良くなったようですが、今日は腰から大腿部のはりを感じているとおっしゃいます。確かに右足が少しむくんでいて、趾も固い。膝を立ててみたら足の裏が平らにつけない状態でした。安定した姿勢でなければ動きはうまくいきませんから、ちょっと一工夫して、足を踏み込んだり、膝を倒したり、2・3操法をお手伝いしながら行いました。

それから元に戻って膝を立てて見ると、あーら不思議!足の裏がしっかりついて安定して立てています。普通の膝倒しの動診をしてみると、「不思議ですね。3分くらいしかしていないのに痛みがなくなっている。本当にさっきは痛かったんですよ。」

良かった。本人の体が連動して・安定した気持ちのよい動きを引き出すことができたことで、今日の問題を起していた歪みは解消しました。

本をみながら家でもやってはいるんですけど、こうはならない。なんででしょう。」何が違うか検証しましょう。呼吸・つながり・力・間・回数・・・・欲張るのと頑張るのがだめなのかもしれません。体で覚えて、感じてやるようにしてみましょう。

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