クラスの様子千春先生コラム温古堂通信

安心できたぁ

今日初めて参加下ったTさんは、慢性の腰痛があり最近は左膝に痛みを感じることがあるという60代の女性でした。ストレートネックもあり首肩のこわばりもあるようです。火曜日のクラスに来ている方が紹介してくださいました。ご家族の介護もあり、空いている日は月曜日だけで何をするのかされるのか、不安そうな様子でした。

「整形外科で調べても別に病名がつくほどのことはなく、痛み止めと湿布をいただきました。最近は、立ち上がりの時にとても不安定で、痛みもでます。年齢のせいで筋力が落ちてきたからでしょうか。そろそろ何かしなくちゃと思ってはいるのですが。」と自己紹介されました。先輩の受講生の方から操体法の良いところや、自分の身体の経過など紹介していただきました。

「沢山伝えたいことはあるけれど、一つ言うなら操体法を覚えたら自分で出来る事を身につけられるということです。痛みが出た時、ただただじっと我慢してやり過ごすのではなく、痛みの出ないことを自分で見つけて痛みを減らすことができるんです。やることがあるというのはとても心強いですよ。」とSさん。「痛いことや無理はしないのに、不思議と帰る時の足取りはすごく軽くなるんです。」とHさん。これからの体験に期待が膨らんだ様子です。

今日のメニューは立位の基本操法と二人操体での体のバランス調整。

最初は「よく分からない」と言いながら、体がつながらず、無駄な力が入って動きが分断される感じでした。→が、徐々に気持ち良い、動いても突っ張らない・・・と変わってきました。「体が楽になったのを感じます。今日分かったのは自分の呼吸の浅さでした。動いた後は不安が無くなったような感じ。不思議です」

痛みがあったり、毎日あわただしく過ごしていると呼吸は浅くなるのは自然の流れ。ひとつでも改善できそうなことが見つかって体がリラックスできたら、一回目の収穫は〇ですね。しっかり1歩ずつ体との付き合い方を覚えて行って欲しいです。気持ち良いは身体を変えてくれます。

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