クラスの様子千春先生コラム温古堂通信

自分を知る

右股関節の手術を無事終えて、また体の使い方整え方を学びにと、個人相談クラスにお見えになりました。術後の体の様子を伺うと、「痛みがなくなって生活が楽になりました。でもこれまでの痛かった時のクセみたいのが、なかなか抜けなくて。背筋が伸ばせないのも気になっています。」

手術の前は脚長差が3センチくらいあったのを、手術で長さを揃えたそうです。脚長差により背骨の側弯もありましたから、そんなにすぐには受け入れられないのが体のようです。「もう少しうまく使えるように、今の体の状態を無意識下での体の認識のようすを確認してみました。」鏡やスマホでの動画で自分の今の立ち方・歩き方を確認していただきます。

「思ったより猫背で、頭が背骨の上にない感じ。へっぴり腰。いつも右足曲げている・・・」そんなに100点を求めないでください。客観的には、問題を見つけたようです。では、歪みをなくして体を整える二人操体を行いましょう。新しい体に目を向けて、ゆっくり確認しながら連動のできる動きを行います。今日はつま先上げよりつま先下しが楽なようです・・・ヒザ裏の圧痛や頸肩の圧痛も消え、ふー大きなため息。「体が軽くなりました。姿勢も良いでしょ?気持ち良い。」

立ってみると、姿勢は随分改善されています。(写真とりわすれました)「このまま居られればよいのにね。」動く生き物ですから、そうはいきません。

また崩れたら自分で出来ることをしましょう。今日のお勧めは、前後屈です。股関節から体を曲げるようにお尻を少し突き出して前屈。戻るときは頭を起して目線でリードするように、両足の裏にしっかり体重をかけられる所まで戻ったら、一息大きく吐いて間をとります。その間を大切にしてください。そして後ろへ曲げてみます。前後どちらかに違和感ありますか?違和感のない方へ気持ちよく2~3回動きましょう。一動作の後は、真ん中でゆったり一息です。きっと姿勢が改善されると思います。

嘘かホントかまずはやってみて下さい。次回のレッスンが楽しみです。

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