千春先生コラム基本操体動き方操体法温古堂通信

感じる?気になる?気にする

尋ねれば「そうです、気になっていました。・・」と言って、いろいろ話が始まることがある。けれどもその事が今の不調と関係があると、思っていないことが多い。生活の全て、全身の状態が今の体調に関係すると考えるのが操体法ですから、今の自分を気にすることが歪み改善の早道だと思います。

今日は新しい出会いがいろいろありました。30代40代50代70代それぞれがそれぞれの特徴のある体です。日常的に体を動かす人、あまり動かさない人・・いろいろですが、大小いろいろな体の悩みがあるようです。

病院で検査をしても、「あまり大きな問題はなさそうです。痛み止め出しておきます。せいぜい歩いて筋肉をつけなさい。」と言われたという方や、慢性的に肩こりや冷えに悩んでいるけど特別何もしていない方、肩が凝りすぎて両腕が高く上げられないけど仕方がないと諦めている人、あぐらで落ち着いて座れなくなって不安な人・・主訴もいろいろ。共通して言えるのは、体に歪みがあって正中線や重心が定まらない事です。

操体法で問題解決を目指しました。自分にとってどの動きが必要なのかは、丁寧な動診による確認が基本となります。知恵の輪を外すように、微妙な気配りが大切。歪みが感じ出される動きを見つけていきます。身体が居心地の良さを見つけられた時、問題が解決されます。

一度で変わる30代、改善はすれども不調は半分しか変化しなかった70代・・経過もそれぞれでしたが、皆さん手ごたえは感じてくださいました。足は親指手は小指、体の使い方を復習して、歪みを作らない使い方も確認しました。一度整っても、使い方を間違えばまた負担が起きて歪みが出来ます。だから毎日のメンテナンス、続けることが大切ですね。大切な道具は使いっぱなしではなく、お手入れして長く使えるようにケアするのと同じです。一生使う体です。操体法を生活に取り入れた下さい。

コメント

PAGE TOP