痛みから逃げる

「ここを押さえておくから、手を一番楽に動かしてみて。ずーっと軽く、力いらないんですよ。軽く引っ張ってみて・・・はい、ぐんにゃっと。」

敬三先生が操法を手掛けているときの声掛けの様子です。(イサキ1月号11ページより)どこを押さえてどんなふうに相手を誘導、そして抵抗を加えているのかなー想像してみています。

この方法は圧痛逃避というやり方です。先生ならではやり方ですが『圧痛からの体のメッセージを聴きとって、痛みのなくなる動きを本人と一緒に探って』います。

操体法写真解説集より

今日温古堂のグループレッスンにいらっしゃった方の中に、左肩が痛くて運動制限と夜間痛がある女性がいました。足の長さが違っていたり、骨盤のねじれがあったりだったので、全身の歪みを探りながら、歪みを正す基本の操法をみんなと一緒に行いました。

身体が軽くなったことを確認した後、座位で圧痛逃避をしてみました。痛いのはわかっても、痛みが消える方向に動くことは、なかなか見つけられないようです。左腕を借りて誘導しながら痛みが小さくなって圧痛がなくなる方向を一緒に見つけました。痛みのなくなったところでしばし撓め、そして脱力。ちょっと休んで二度目。二回目は自分で上手に動くことが出来ました。自然に動きがなめらかになって肩も首もそして全身につながりが感じられました。呼吸も上手についてきています。

「すごい。ずきずきの痛みがなくなった!!まだ痛みはあるけど全然違う」「えーどうやったんだっけ」今度は自分で動きを見つけようと探り始めてくれました。

初心者は初心者なり、歪み正しも一歩ずつですが、楽な方に動くことで痛みが減ること、自分で出来ることを知っていただけて良かったです。

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痛みから逃げる” に対して1件のコメントがあります。

  1. K より:

    実際に動いた時に、効果があったなぁと思えるのは「力まずゆっくり動きを確認しながら」行った時です。
    身体との対話を怠って形ばかりの時は効果が薄いと思います。
     後は、本編にもあるように、はじめから局所にとらわれず全体のバランスを考えながら行ったほうが、
    結果的に良いことが多いです。

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